チャットワークにGASからメッセージを送る方法を前回ご紹介しました。今回はSlackにメッセージを送る方法をご紹介します。
プログラムはほぼ同じ内容になります。
ボットを作成する
Slackのワークスペースにボットを作成する方法については、Slackのヘルプセンターにも記載がありますので、こちらも参考にしてください。
まず下記のURLからSlackアプリを作成してください。
https://api.slack.com/apps/new
![](https://www.shanaidx.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-12-152602.jpeg)
「From scratch」をクリックしてください。
![](https://www.shanaidx.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-12-152759.jpeg)
次に、「App Name」欄にはアプリ名を入力し、「Pick a workspace to develop your app in」には、ワークスペース名を選択します。
そして、「Create App」ボタンを押すと、Basic Informationというページに遷移します。
![](https://www.shanaidx.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-12-155417.jpeg)
左のメニューから「App Home」をクリックし、ボットの名前を登録します。
上画面のApp Display Name欄にある「Edit」ボタンを押すと、下画面が表示されます。
![](https://www.shanaidx.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-12-155605.jpeg)
Display Name(Bot Name)、Default usernameを入力します。 Default username はアルファベットで入力してください。ここで登録した名前はチャットメッセージには表示されません。
最後に「Add」ボタンで登録できます。
Webhook URLを取得する
次に、左メニューの「Incoming Webhooks」に遷移してください。
![](https://www.shanaidx.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-12-160424.jpeg)
上画面のように、Activate Incoming Webhooksを「On」に変更してください。
画面の一番下に「Add New Webhook to Workspace」というボタンがありますので、押してください。
![](https://www.shanaidx.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-12-165224.jpeg)
上の画面のように、アプリがワークスペースにアクセスする権限をリクエストしますので、許可します。プルダウンの選択肢から投稿するチャンネルを選択の上、「許可する」ボタンを押してください。ここでは、「#general」チャンネルを選択しました。
![](https://www.shanaidx.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-12-165427.jpeg)
Webhook URLが作成されますので、コピーします。あとでプログラムで使います。
GAS(Google Apps Script) でプログラムを書く
GASのスクリプトエディタを起動します。
※起動方法については、Google Apps Scriptのスクリプトエディタを開く方法の記事を参照ください。
下記のプログラムを書いてください。
function slackSend() {
const url = 'Webhook URLを入力してください'
let data = {
'text': 'ここに送信したいメッセージを入力してください。'
};
let options = {
'method' : 'post',
"muteHttpExceptions": true,
"contentType" : "application/json",
'payload' : JSON.stringify(data)
};
UrlFetchApp.fetch(url, options);
}
2行目のurlの変数に先ほどコピーしたWebhook URLを入力してください。
送信するメッセージは、「ここに送信したいメッセージを入力してください。」の所に入力してください。
入力できたら、保存してからslackSend関数を実行してください。
※実行方法は、GASで「Hello World!」と表示するの記事を参照ください。
![](https://www.shanaidx.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-12-170031.jpeg)
宛先(メンション)を指定したい場合は、<@ユーザーID>で表示します。
let data = {
'text': '<@ichikawa>こんにちはテストです。'
};
先ほどのソースから、メッセージの部分を上記のように変更しました。
![](https://www.shanaidx.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-12-170548.jpeg)
宛先(メンション)を付けることで、相手にメッセージが来たことが通知されます。
メッセージを定時に送信するタイマーを設定する方法については、チャットワークにGASからメッセージを送る記事の最後の項目をご確認ください。
以上が、SlackにGASからメッセージを送る方法のご紹介でした。